タイ語の「乾杯」の言い方。タイ人と楽しくお酒を飲むためのタイ語。

タイ語にも日本語の「乾杯」にあたる掛け声があります。これを覚えれば屋台やレストランで隣り合って仲良くなったタイ人と、またはナイトスポットで接客してもらったときなんかに使えて盛り上がれます。
タイ語の乾杯は「チョンゲーオ」
チョンゲーオ ชนแก้ว
[単語]
チョン ชน:当てる,打つ,叩く
ゲーオ แก้ว:コップ,グラス
タイ語の乾杯はチョンゲーオと言いますが、これは当てるという意味のチョンชนと、コップの意味のゲーオแก้วを合わせた言葉になっています。
ちなみにコップ,グラス以外の乾杯でもチョンゲーオを使います。
例えば瓶や缶だったとしても、
瓶:クワット ขวด
缶:グラポーン กระป๋อง
チョンクワット,チョングラポーンとは言いません。
「チョンゲーオ」が乾杯という意味の言葉として使われています。
まあこれについては日本の乾杯も「杯を乾かす=飲み干す」という意味ですけど、飲み干さないでいいですからね。言葉の単語自体の意味はないのは一緒です。
例文:乾杯しましょう
チョンゲーオ ガンマイ
ชนแก้ว กันไหม
[単語]
ガンマイ กันไหม:しましょうか,しませんか?
乾杯しましょうと丁寧に誘うときはこの表現がいいと思います。
または友達や親しい人、またはお酒で盛り上がってきたときなんかは「チョンゲーオ ガン トゥ ชนแก้ว กันเถอะ」(乾杯しようぜ)って言ってもいいですね。
ガントゥ กันเถอะ :〜しようぜという意味になります。
ちなみにガントゥの”トゥ”は”タッ”という言い方にも聞こえます。トゥとタッの中間くらいの発音で言うと良いですね。
「チャイヨー」も乾杯という意味
実はタイ語の乾杯はチョンゲーオだけはなくて、もう一つ掛け声があります。
チャイヨー ไชโย
このチャイヨーという言葉は日本語でいう「バンザイ(万歳)」という意味なんですが、乾杯の掛け声として使うときがあります。
私はまだ経験したことがないんですが、例えば代表者の挨拶のあとの乾杯なんかの時に、代表者が「チャイ」と言ったらみんなが「ヨー」と続けて言う。
これを3回繰り返して「チャイ,ヨー,チャイヨー,チャイ,ヨー」というのがタイ式の乾杯の音頭として使われるそうです。
ただ結婚式とか会社の集まりとかオフィシャルな場所でしか使われないので、乾杯=チョンゲーオを覚えておけばマイペンライ(大丈夫)だと思います。
タイ語で一気飲みは「モッ(ト) ゲーオ」
タイ語にも日本語の一気飲みにあたるニュアンスの言葉があります。
モッ(ト) ゲーオ หมดแก้ว
[単語]
モッ(ト )หมด =なくなる,終わる
直訳すると、コップ,グラスの(中身)をなくすという意味になって日本語の一気飲みというニュアンスで使えます。
ナイトスポットや飲み屋とかで耳にすることが多い言葉です。
ただ俗に言う日本の一気コールとは違います。タイでは「グラスを空けて一緒に酔っ払いましょう」という意味で使われることが多いので、必ずしや一気をしなくても大丈夫です。
飲みの場を盛り上げて気持ち良くさせるためによく使われる言葉ですね。
酔っぱらったはタイ語で「マオ レーオ」
タイ人はお酒が強い人が本当に多いです。だから無理して付き合うと必ず潰れます。酔っぱらったらこの一言です。
マオ レーオ เมาแล้ว
[単語]
マオเมา:酔う
レーオแล้ว:完了形
例文:酔っぱらった?
マオ ル ヤン เมาหรือยัง
[単語]
ルヤンหรือยัง:もう〜した?
相手が酔っぱらったかどうか確かめたいときはこの一言です。
ちなみにひどく酔っ払っている人をなんて言うかというと「キーマオขี้เมา」と言います。
キーขี้は[うんこ]という意味。直訳するとうんこ酔いという意味になり、ひどい酔っ払いの人のことをネガティブな表現でこう言います。
タイではキーマオと言われない程度にお酒を楽しみましょう。
まとめ
タイ人とお酒を飲むとしょっちゅう乾杯をするから自然と覚えてしまう言葉ですが、乾杯=チョンゲーオと覚えておきましょう。またチャイヨーも耳にすることもあるので覚えておくと便利です。
そして飲みの場が盛り上がってきたらモッ(ト)ゲーオ、酔っぱらったらマオレーオと言ってタイ人とのお酒を楽しんでください。