タイ語の「ちょっと待って」シチュエーション別の3つの言い方。
日本語でも相手を待たせるとき「ちょっと待って」「少々お待ちください」「待って待って」など、使うときや使う相手なんかに合わせて変えると思います。これはタイ語でも一緒。タイ語の「ちょっと待って」にも大きく3つの言い方があります。なんて言えばいいか、どんなときに使うかを解説していきます。
ちょっと待って(ね)
ローペップヌン รอแป๊บนึง
[単語]
ロー รอ:待つ
ペップヌンแป๊บนึง:少しの間、ちょっとだけ
“ちょっと待ってね”という感じで友達や親しい人に使う言葉です。ちなみにローを省略して「ペップヌン」だけでも”ちょっと待って”という意味で使えます。
例文:ちょっとトイレ行ってくるね
パイ ホーンナーム ペップヌン
ไป ห้องน้ำ แป๊บนึง
[単語]
パイไป:行く
ホーンナームห้องน้ำ:トイレ
トイレに行く場合もペップヌンをつけるとより自然な口調になりますね。
ちょっとお待ちください(少々お待ちください)
ローサックルー รอสักครู่
[単語]
サックルー สักครู่:少しの間
ローペップヌンが友達や親しい人に使うのに対して、ローサックルーは目上の人やビジネスの場で使われる「少々お待ちください」というかしこまった言い方になります。
セブンイレブンの若い店員さんがレジで混雑しているときなんかに「ロー サックルー ナ カー」と言ってくれることもあったり、旅行者としては話すよりも聞くことのほうが多いです。
ちなみにカタカタで書くと”ローサックルー”ですが、正しい発音は日本語で「ロウソクー」と言うのが近いです。仕事なんかで使うときがある人は真似してみてください。
ちょっと待って(OKOK,待って待って)
ディアオ ディアオ เดี๋ยวๆ
[単語]
ディアオ เดี๋ยว:すぐに,少しの間
普段使いだと一番耳にするのがこの”ディアオディアオ“という言葉です。
ディアオだけでも少しの間・すぐにという意味があるんですが、2回繰り返して言うと、”待って待って” という意味になり、またその場をつなぐための”OKOK、ちょっと待って”みたいなニュアンスでも使えます。
例えば、タイの映画やドラマなんかでもよく耳にしますし、街中でも忙しそうな店員さんに注文しようとしたら「ディアオディアオ」と言い返されることもあったり、ローペップヌンよりも使われるときが多いですね。
あとはゴーゴーバーなんかで女の子がしつこくドリンクをせがんでくる時に「ディアオディアオ」と言ってその場をしのぐ時にも使えます。(女の子は少しムスッとしてしまいますが)
ちなみに僕の場合”ちょっと待って”と言いたいときは「ディアオディアオ」を使います。言いやすいのと使いやすいからですね。
まとめ
タイ語のちょっと待っては、友人、親しい人、彼氏彼女なんかにはローペップヌンを使い、歳上の人やビジネスの場ではローサックルーを使います。
また”ディアオディアオ“はちょっと待ってという意味や、その場をしのぐための”OK,待って待って”みたいな使い方もできます。
ローペップヌンとどちらがよく使われるかと言ったら実際同じくらいです。
だからどちらを使ってもいいんですけど、自分からなにか待って欲しいと言いたい時は「ローペップヌン」、誰かに急かされたりしてその場をしのぎたい時は「ディアオディアオ」を使うと良いかもしれません。