タイ語で謝る「ごめんなさい」基本の言い方から応用まで紹介。

道で知らない人とぶつかってしまったり、お土産屋さんで商品を落としてしまったり、日本でもとっさに「ごめんなさい」と謝ることがあると思います。

タイ旅行中もこういったシーンは出てくるもの。とっさにタイ語で「ごめんなさい」がすぐに口から出てくるように覚えておきましょう。

ここでは、基本的なごめんなさいから、応用した言い方までご紹介します。

タイ語で「ごめんなさい」

男性と女性の場合で語尾が変わります。

男性の場合

コートークラップ / ขอโทษ ครับ

 

女性の場合

コートーカー / ขอโทษ ค่ะ

 

コートーッの「トーッ」はほとんど聞こえないアクセントのような感じですが、「コートークラップ」と言っても通じるでしょう。

タイ語で「ごめん」

少しくだけた言い方で「ごめん」と言いたいときは

コートー / ขอโทษ 

と言います。

ขอ/コー は「〜をください」

โทษ /トー は「罪・罰」

という意味になり、直訳すると「罪をください」という意味になります。

簡潔に謝りたいときに使う言い方ですし、短い言葉でとっさに口から出てくるのでこちらを使ってもいいでしょう。

タイ語で「ごめんなさいね」

日本語でも「ごめんなさい」をもっと親しみをこめた言い方で「ごめんなさいね」と言う場合もあると思います。

タイ語では最後に「/นะ」という言葉をつけます。

コートーッ ナ / ขอโทษ นะ

 

これで「ごめんね」という表現になります。

ごめんなさいねという丁寧な表現にするなら語尾に「クラップ」「カー」をつければOKです。

男性の場合

コートーッ ナ クラップ / ขอโทษ นะ ครับ

 

女性の場合

コートーッ ナ カー / ขอโทษ นะ ค่ะ

 

ちなみにこの表現での「ごめんなさいね」は、レストランなどで店員を呼ぶときの「すみません」という意味でも使います。

英語でいう「Excuse me」という表現に近くてよく使うフレーズなので覚えておくとかなり便利ですよ。

タイ語で「すまん (悪い)」

友達同士や仲の良い知人など、ちょっとしたことをサラッと謝るとき「すまん」と言いますよね。タイ語でもそれに似た表現があります。

男女ともに言い方は一緒です。

トッティー / โทษที

 

この言い方はかなりくだけた表現の謝り方です。

友達との待ち合わせに遅れて「いや〜すまんすまん!」と笑顔で言ってくるくらいの感じの言い方なので、本当に仲の良い友人以外に使うのはやめたほうがいいです。

タイ語で最上級のごめんなさい「申し訳ございません」

「ごめんなさい」よりもっと真摯に「申し訳ございません」と謝る表現もあります。

ごめんという「コートーッ」 の間に、プラターン / ประทาน という単語を加えて

コー プラターン トーッ / ขอ ประทานโทษ

 

という言い方をします。

タイ旅行中の日常会話ではほとんど使わない言葉ではありますが、自分よりも目上の人に対しては使ってもおかしいことはありません。

ただかなりへり下って謝る言葉なので、使う相手によっては「ふざけてるの?」と思われるかもしれないので、多用はしないほうがいいでしょう。

ごめんなさいの時、何かポーズはある?

日本ではごめんなさいと言ったときに、頭を下げたり、手を合わせて合掌したりということがあると思いますが、タイ語で謝る場合、タイ人は何かポーズをするのでしょうか。

基本的には「ないです」。

タイに住んで色んな人を見ていますが、謝っているときにペコペコしたり、手を合わせたり、何かポーズをしてる人は見たことがありません。

タイ語でごめんなさいという言葉を忘れてしまったり、どうにかして気持ちを伝えたいなら、表情を悲しそうにしたり、顔でも「ごめんなさい」とアピールすることで表現できると思います。

もちろん日本語で「ごめんなさい」と頭を下げたり、「I’m sorry」と英語で言っても気持ちは絶対伝わると思います。

タイ人は謝らない人が多いって本当?

ここまでタイ語で謝る表現を紹介してきましたが、実はタイ人は謝る人が少ないというのを聞いたことがあります。

たしかに、レストランで注文した料理と違うものが出てきたり、コンビニで店員がお釣りをこぼしたり、タクシーで行き先を間違えたり、急ブレーキかけたり、いろんなところでタイ人は謝らない人が多いなと感じたことはあります。

日本で生活していると至るところで、すみません、ごめんなさい、という言葉を聞きますが、タイの日常ではそういった言葉は日本よりも聞きません。

というのもタイ語でごめんなさいという「コートーッ」表現は、直訳すると、罪をください= 処罰を与えてください、という表現になるので、日本と違ってかなり重い表現になるからです。後々、あらゆる責任を負わされないためにも軽はずみに謝るということが少ないせいかもしれません。

ただ一つ言えるのは、それも人によりけりということです。

タイで生活してみて思うのは、タイ人の中にもしっかり謝る人もいます。

満員電車でぶつかったときに謝ってきた人もいますし、買おうとしたお土産品が壊れてて店員さんに謝られたこともありますし、謝る人もいれば謝らない人もいるというのは本当に日本と同じ。

タイでは仏教の教えで「許す」という考えがあるから、ごめんなさいと一言があるだけでお互い気持ち良く交流ができると思っています。

まとめ

いろいろと応用の言い方も紹介してきましたが、

コートー / ขอโทษ 

という「ごめん」という表現だけは覚えておいて、何か失礼なことをしてしまった時にとっさに言えるようにしておくと良いでしょう。

 

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