タイは英語が通じるか?住んでみてわかったバンコク,パタヤ,プーケットの英語事情。

タイって英語だけで通じるかな…?

そこまで英語が喋れるわけじゃないんだけど大丈夫かな…?」

英語だけじゃなくてタイ語も覚えた方がいい…?

といった、タイの英語事情について気になっている方に向けてこの記事を書いてみました。

僕自身バンコクに2ヶ月間住んでいて、またパタヤ、プーケットにそれぞれ4〜5回ほど旅行に行ってみて感じたことは、

  • バンコクは通じる人50%・通じない人50%
  • パタヤとプーケットは通じる人90%・通じない人10%

こんな印象です。

(ちなみにワン、ツー、スリー、ワンハンドレッド(100)、ワンサウザン(1000)といった英数字、OK、NOといった初歩英語は100%通じます。)

タイの言語はタイ語です。街中にはタイ文字で溢れていて日常会話はみんなタイ語で話しています。

だけども観光大国でもあるタイでは、たくさんの外国人がいるせいかみんな外国人慣れしていて英語に抵抗がない人が多かったです。

この記事では実際にタイに住んでみて感じたそれぞれの国別の「どんな人に英語が通じてどんな人には通じないのか」をまとめてみました。

バンコクで英語が通じる人

タイの首都バンコクには2ヶ月間ほど住んでいていろんな所に行きましたが、英語が通じる人もいれば通じない人もそれぞれいました。割合でいうと50:50くらいって感じです。

その中で英語が通じる人はこんな人が多かったです。

① 10〜30代の若者

大学生くらいから30代くらいの年齢の人は英語が通じる人が多いです。

なぜ英語が喋れるの?」と聞くと、みんな答えは一緒で「学校で勉強したから」と返ってきます。

もともとタイ語の文法は英語と似ていて、タイ語の中には英語がなまってできたタイ語があったりします。また近年タイでは小学校1年生から英語を勉強していて洋楽や欧米の文化がたくさん入ってきたりしています。

タイには外国人がたくさんいるという背景以外にも、英語が喋れるようになる環境が整っていることもあって今の若者(10代〜30代)の人は英語が喋れる人が本当に多いです。

それを肌で感じれるのがクラブ(ディスコ)と夜のお仕事をしている人。

クラブには週末になるとたくさんのタイの若者が集いますが、ここに来る人はほぼ英語が喋れます。また夜の繁華街で働く人たちもみんな英語が普通に喋れます。

② ホテル、観光地、外国人が多いエリアにいるタイ人

バンコクの観光地は英語が通じます。お寺、市場、ナイトマーケット、ショッピングモール、また観光客エリアの街のマッサージ屋で働いている人も英語が喋れます。

ホテルのスタッフはもちろん英語が通じますし、外国人が多く住んでいるスクンビットエリアのレストラン、デパート、スーパーの店員、またコンビニの店員も片言の英語ですが喋れる人が多いです。

レストランのメニューは英語表記されてるからどんな料理かイメージできるし、デパートの店員さんも英語で商品説明なんかしてくれます。

バンコクにはBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)が走っていて、公共交通機関で働いている人も英語が喋れます。またその沿線上に住んでいるタイ人は外国人と接する機会も多いせいか英語が喋れる人が多い印象です。

バンコクで英語が通じない人

バンコクには英語がまったく通じない人も多いです。住んでみて体感したのはこんな人です。

① 観光客がいない、駅から離れているエリアの人

バンコクの中でも観光客がいないエリア駅から離れているエリアにいる人なんかは英語が通じない人が多いです。

特にローカルなレストランとか地元のタイ人しか来ないようなお店は、若い人でも英語がまったく通じません。

バンコクのディープなお店を散策したい人は最低限のタイ語は覚えておいたほうがいいですね。

② 年配のタイ人

外国人が多いエリアでも、年配の人は英語が喋れない人が多いです。

屋台や露店を営んでいるおじさん,おばさんなんかは、OK,NO、ワン、ツー、スリー、ワンハンドレッド(100)といった超初歩英語や、チキン、ポーク、ビーフ、フィッシュくらいは通じますが、会話はタイ語しか通じないことがほとんどです。

だから屋台で料理を注文するときはちょっと大変。写真付きのメニューがあればいいですが指差しでいけますが、メニューがないお店だったら注文できません。ここでタイ語の重要性がわかります。

また年配のタイ人に道を聞いてもタイ語でしか答えてくれません。これに関しては英語で道を聞かれた日本人みたいな感じです。日本語でしか説明できないみたいな。

③ タクシーの運転手

一番困るのがタクシーの運転手。

タイのタクシー運転手は英語は通じないと思ったほうがいいです。

行き先を告げてもまったく通じないことなんてしょっちゅうです。タイ人独自の英語の読み方があるので、どんなに流暢な英語で言ってもまったく通じないんです。

通じるのは「エアポート」か「駅の名前」「有名なホテルの名前」くらいですね。

たまに英語が喋れるタクシー運転手がいますが、そういう人はたいてい値段交渉してくるか運賃をボッタクリしてきます。タイのタクシーには味方がいないので、最低限のタイ語は覚えておく必要がありますね。

バンコクは観光地なら英語だけで十分通じるので、バンコク旅行にくる方はタクシーだけ気をつけておけば大丈夫ですね。

またこれからバンコクに住むという人なら英語だけではなくて、タイ語も少し勉強しておくと生活していく中でかなり便利だと思います。

パタヤやプーケットでは90%以上が英語が通じる

パヤタやプーケットはタイ国内でありながら「英語が共通言語」と言ってもいいぐらい英語が飛び交っています。

タイ人同士ではタイ語で喋っていますが、外国人を相手にするホテル、レストラン、バー、お土産屋さん、マッサージ屋など、ほぼ全員英語で喋ることができます。

これはパタヤやプーケットは観光産業で発展した街なので、必然的に英語を喋ることが当たり前になっている環境だからかもしれません。

またパタヤやプーケットは欧米人の滞在者が多いです。向こうの人って気さくだから、ホテルのプールとかジムで話しかけてきたり、レストランやバーで隣り合って絡んできたり。。

もっとコミュニケーション取りたいけど、英語でなんて言ったらいいか分からない…といったことも多くて、パタヤやプーケットにいると英語の必要性をひしひしと感じます。

タイ人の英語の特徴

パタヤやプーケットの人が英語が喋れるといっても、全員が欧米人のような流暢な英語が喋れるわけではありません。ほとんどのタイ人の英語はそこまで上手とは言えないレベルです。

またタイ人の英語にはこんな特徴があります。

・単語を並べただけの英語

・独特のなまり

・タイ語混じりの英語

タイ人の英語はけっこう適当です。タイ人の英語は過去形とか未来形とか文法を気にしないで喋る人が多いです。

これはタイ語自体もタイ語は単語を並べるだけで通じてしまう言語だからだと思います。僕もタイ語を勉強してますがけっこう適当でも通じちゃいます(笑)。

だから英語を喋るときも単語をつなげておけば何とかなる感じです。

昨日これを買いました「This one I buy yesterday 」

何時に閉店ですか「What time close?」

パタヤに来たのは2回目です「I come Pattya two times」

明日バンコクに行きます「I go Bangkok tomorrow」

こんな感じの英語でも相手がちゃんと理解してくれます。

あとタイ人の英語は発音が微妙に違うので、伝わらないか聞き取れないことがあります。

例えば「セントラル ワールド」というショッピングモールの名前も、タイ人は「セントゥーウォー」と尻つぼみして言うなど全然伝わらないときなんかがたまにあります。

タイ語と英語が混じることも多いです。特によく耳にするのが「OKマイ?」という言葉。語尾にタイ語で「マイไหม」をつけると疑問形になるので「OKですか?」という意味になります。

タイ人の英語は、文法も適当だし、ときどきタイ語混じるし、発音もちょっと違うときあるけど、片言英語しか喋れないレベルの人にはけっこう親しみやすいと個人的に思います。

だからパタヤやプーケットに来ると「自分の英語けっこう通じるじゃん」と思う反面、ちょっとした英単語が出てこない自分がいると「もっと英語勉強しなきゃ」と英語欲も湧いてくるんですよね。

まとめ

バンコクでは観光地ならほぼ英語が通じます。だから旅行で行くなら英語だけでも十分通用します。ただこれからバンコクに住むという人はタイ語を勉強しておくと便利だと思います。

またパタヤやプーケットは共通言語が英語といって過言じゃないほど英語が飛び交っています。ただみんな英語が得意な訳ではなく、単語をつなげただけの英語でも理解するので、英語がそこまで得意じゃなくても全然通用します。

タイ人は下手でも自信をもって英語を喋ります。だからタイ人と英語で喋ると「もっと英語頑張らなきゃ」と感じると思います。英語を勉強するいいきっかけになるかもしれませんよ。

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