タイでクレジットカードが使える場所と使えるカードブランド。

「現金ではなくできればクレジットカードで支払いを済ませたい」という方のために、タイでクレジットカードが使える場所はどんなお店なのか、また使えないところはどんな所なのかまとめてみました。クレジットカードが使えない場所がわかれば、自ずとどれだけ現金を持っていればいいか分かると思います。

観光客が訪れる場所であれば、大抵使える

バンコクやパタヤ、チェンマイなど、観光客が訪れる場所なら大抵の場所でクレジットカードを使うことができます。

クレジットカードが使える主な場所

  • ホテル
  • デパート(ショッピングモール)
  • スーパー
  • レストラン
  • バー
  • スタバ
  • マック
  • ケンタッキーフライドチキン
  • コンビニ
  • お土産店
  • マッサージ店(観光客エリア)
  • スパ(高級マッサージ)
  • クラブ
  • ナナプラザ、ソイカウボーイ
  • 観光客向け風俗店

など、基本的に日本と一緒のようにクレジットカードが使える場所が多いです。

セブンイレブンではお買い上げ金額100バーツ以上でクレジットカードの支払いが可能です。

ただ、世界展開している飲食チェーンはバンコク市内ならほとんどのお店で使えますが、お店や規模、場所によって稀に使えないお店もあったりします。(タイに多いハンバーガーチェーンのバーガーキングは使えない)

またタイにはマッサージ屋が数えきれないほどあります。デパート施設内のマッサージ屋では使えるのと、観光客の多いエリア(スクンビット地区)ならクレジットカードが使えるお店が多いです。

クレジットカードが使えない場所はどんなところ?

空調設備が整っていないレストラン、マッサージ屋、またタイの一般庶民が出入りするような観光客が行かないお店ではクレジットカードが使えないところがほとんどです。またデパートにあるフードコートも基本使えません。

クレジットカードが使えない主な場所

  • 市場・ナイトマーケット
  • デパートのフードコート
  • 郊外のタイ市民向けのレストラン
  • 空調設備のない食堂
  • 屋台
  • タイのローカルカフェ
  • 露店のマッサージ屋
  • 電車
  • タクシー
  • トゥクトゥク
  • バイタク
  • バス

ボーベー市場などの昼間にやっている市場、タラートロットファイラチャダーなどのナイトマーケットでは、クレジットカードは使えません。

またデパートのフードコートのキャッシュカード購入・チャージにも使えません。

街中のお店については、バンコク市内の観光客が多いエリアであっても、空調設備がないレストランや食堂は使えないことがほとんです。またバンコク郊外にあるタイ地元民向けのレストラン、食堂はほぼ使えないと思ってください。

マッサージ屋については、格安のマッサージ屋、外で呼び込みしているマッサージ屋はほぼ使えません。はっきりと切り分けはできないんですが、1時間400バーツ以下の料金でやっているマッサージ屋は使えない印象です。

そして移動手段はすベてクレジットカードは使えないです。日本だとタクシーで使えたりしますが、タイのタクシーはクレジットカードは使えませんので注意しましょう。

タイで最も使えるのはVISAかMASTER

タイで最も使えるクレジットカードは「VISA」か「MASTER」です。クレジットカードが使えると言ってもこの2つしか使えないお店もけっこう多いです。

優待特典が多いJCBもオトクで便利

その次に使えるのが「JCB」です。VISAかMASTERに比べると使えないお店がまだまだ多いんですが、JCBだと優待割引があったり特典がつくお店があるのでおすすめです。

有名なところだと、可愛いハンドメイドバッグで有名な「NaRaYa」ではJCBで支払いすると5%オフでお買い物できます。

また他にもバンコク市内だけでも250以上の優待特典が受けられます。特に飲食店とマッサージ屋の割引が多いです。

詳しくはこちらのサイトで優待特典がつくお店がチェックできます。

>>たびらば

タイではアメックスやダイナースが使えないお店が多い

タイで不便に感じるのがアメックス、ダイナースが全然使えないことです。ホテルでさえも使えないところが多いです。

私が今までで使えた記憶で言うと、大手のホテルか大手スーパー、あとはマハナコンスカイウォークの入場料くらいだったような気がします(マハナコンではアメックスの割引特典あり)

会社の経費用にアメックスやダイナースのビジネスカードを使っている方は、タイ出張時は不便に感じると思います。

ということもあり、タイではVISAかMASTERをどちらか1枚持っておけば安心です。またNaRaYaのバッグを安く買えたり、飲食店で割引優待を受けることもできるJCBも1枚あるとオトクにタイ旅行を満喫できますね。

タイのクレジットカード普及率は10%以下

最後にタイのクレジットカード普及率について付け加えておきます。

タイでは債務超過者対策として、月収15000バーツ(約50000円)未満だとクレジットカードが持つことができません。

タイで月収15000バーツというと中流クラスになりますから、お金持ちしかクレジットカードが持てないということ。

その結果、東南アジアの中だと経済もかなり発展した中進国であるのに、クレジットカード普及率はなんと10%以下とかなり低いんです。

だから観光客が訪れる場所以外はクレジットカードが使えないお店が多いんです。

現金払いの店の物価は日本の1/3

じゃあクレジットカードが使えないお店ばかりだったら現金はどれだけ持ち合わせておけばいいかというと、日本で使うお金の1/3を目安にしておくと良いです。

ローカルなレストランや屋台では1食50バーツ(約165円)、ビールが80バーツ(約264円)くらい、マッサージ屋は1時間300バーツ(約1000円)、電車(BTS)は初乗り16バーツ(約50円)と、その物価はだいたい日本の1/3くらい。ほとんど現金を持ち合わせてなくても意外と過ごせちゃうんですよね。

タイ旅行中はクレジットカードでの支払いを中心に考えている方は、お土産抜きで考えたら、1日500バーツ(約1650円)の現金があれば余裕で足りると思います。電車賃やタクシー、屋台の支払いなど。

またクレジットカードはアメックスしか持っていないという方は、おそらく現金払いのみになると思うので1日2000バーツ(約6600円)、男性で夜遊びありであれば1日4000バーツ〜(約13200円)持っておくと安心でしょう。

まとめ

バンコク、パタヤ、チェンマイなど、観光客がよく訪れる場所はクレジットカードが使えるお店がとても多いです。最も使えるカードはVISAかMASTERですが、JCBも持っていると嬉しい優待特典を受けられます。

アメックスしか持っていない場合は、現金しか使えないと考えます。飲食・交通費・お土産代として1日2000バーツは使うと考えて、夜遊びする場合はそれにプラス2000〜3000バーツを現金として持っておく必要があると思います。

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