タイで瞑想体験するならバンコクにあるお寺ワットマハタートがおすすめ!

いま日本でも瞑想がブームになりつつあって、日頃からやっている方、または自分でもやってみたいと興味をもっている方も多いと思います。タイは仏教国で瞑想の本場。バンコクにも無数にあるお寺でたくさんの人が瞑想しています。そんな瞑想大国タイで気軽に瞑想体験できるおすすめの場所があります。

それは「ワットマハタート」というお寺です。

BTSサイアム駅からもタクシーで100バーツくらいで行けますし、ワットプラケーオ、ワットポーといった有名な観光地の近くにあるので観光ついでに寄ることができます。

瞑想体験できる場所はバンコクにも何ヶ所かありますが、ワットマハタートがおすすめの理由は

  • アクセスしやすい
  • 無料
  • 簡単な英語でわかりやすい
  • お坊さんが優しい
  • 1日3回開講している

といった感じで、初心者でも安心して受けることができるからです。

そんな気軽に瞑想体験できるワットマハタートへの行き方や、どんな瞑想体験ができるのか紹介していきます。

ワットマハタートの最寄駅はMRTサナンチャイ駅

ワットマハタートへの一番近い駅はMRTサナンチャイ駅です。

ただ近いといっても歩いて20〜30分は掛かるので、歩いて街を散策してみたいという方以外は流しのタクシーをつかまえて向かうと良いと思います。

またタイではタクシーが安いですから、BTSサイアム駅・ラチャティーウィー駅からタクシーで直接向かっちゃうのもアリです。

ちなみに私はBTSサイアム駅からタクシーに乗って直接向かいました。時間にして15分くらいで到着。タクシー運賃は85バーツ(約289円)でした。全然安いんで2人以上だったらタクシーがおすすめですね。

タクシーに乗る際の注意点なのが、行き先は「ワットマハタート」では通じません。運転手にGoogleマップを見せて「ここ!」と指示するか、周辺には大学があるので「シラパコーン大学」か「タマサート大学」を指示したほうがいいでしょう。

エントランスは3番入り口から。

お寺には入り口がたくさんあります(全部で5つくらい)。瞑想体験できる建物に一番近い入り口は「3番」です。

地図上での場所はここ。地図でタクシー運転手への指示、またどの辺で降りればいいか参考にしてください。

3番入り口の向かいの道にはSUBWAYやスタバが入ってるモールがあったり、ちょっと歩くとセブンイレブンがあったり、

他にも屋台や商店がたくさん並んであります。瞑想体験まで時間あるときの暇つぶしや小腹満たしもここら辺でできます。

3番入り口に入ったら20〜30秒くらい歩きます。

すると右手に大きい看板が見えてきます。瞑想体験の案内板です。

そのすぐ隣が瞑想体験できる建物になります。(5番セクションという建物で青い看板が目印)

建物に入ると、右に受付みたいなブースがあります。英語が通じるので「meditation (メディテーション=瞑想)」と言って、瞑想体験に来たことを告げましょう。

すると受付の人が案内してくれます。「半地下に行って、ノートに名前書いて待ってて」と。

こちらが半地下の瞑想部屋の入り口。

入り口はかなり天井が低いです。瞑想部屋は20畳くらいのスペース。けっこうな人数が入りそうです。

窓際にあるノートに名前・国・住所を書いて待ちます。

これまでに瞑想体験に来たたくさんの人たちの写真が飾ってあります。

部屋にはクーラーもついてるので快適。これが座って瞑想するときに使うクッションです。これに座ってあぐらをかけば足が痺れたり痛くなることがありません。

この日は朝7時〜の開講を受けに来ました。6時50分に到着。

が….

待てども、待てども、お坊さんが来ない…

不安になってもう一度受付に行くと、受付の人もちょっと困った顔をして「あと5分待ってて!」とのこと。なぜあと5分なのか謎でしたが、言われた通りに受付のところで待つことにしました。すると5分くらいで奥の部屋からお坊さんと一般のタイ人の方が出てきました。

その中の一人が「メディテーション?」と私に聞いてきました。この人が瞑想体験のお坊さんでした。

どうやら一般のタイ人の瞑想かお祈りが長引いたせいで、遅れてしまったみたいです。時間にして8時。1時間の遅延になりましたが、そのまま2人で瞑想部屋に入り瞑想体験がスタートしました。

タイバンコクで初の瞑想体験

この日の時間は私一人だけでした。そのため完全マンツーマン指導。ちょっと緊張しましたがお坊さんも優しくて「Do you have any quetion?」とか笑顔で語りかけてくれたり、心がほぐれてリラックスできました。

体得できる瞑想は「ヴィパッサナー瞑想」

ここで体得できる瞑想は「ヴィパッサナー瞑想」というものになります。ブッダが行なっていた瞑想で、この瞑想で悟りを開いたとい言われています。

呼吸を観察することから始まる瞑想になります。すると脳はいろんな考え事をし始めます。その考えや思い込みを客観視して、実況中継するような感じで実践する瞑想です。体が痛いなと思ったら体が痛いなーと痛みを意識して観察、そしてまた呼吸に戻る。雑念がよぎったら「〇〇について考えてるな〜」と観察、そしてまた呼吸に戻る、といった感じです。

このヴィパッサナー瞑想について最初にお坊さんからイントロダクションがあります。すべて英語ですが、中学で習う単語とジェスチャーを交えて喋ってくれるので、なんとなく伝わります。

  • 背筋をしっかり伸ばす
  • 手のひらを上に向けて重ねる(座禅のポーズ)
  • 自分の呼吸を意識すること(息を吸っている、息を吐いている)
  • どこかに痛みがあったら痛みを意識する、そしてまた呼吸の意識に戻る
  • 寝てしまっても、また元通りに行えばOK。

といった内容の説明があり、すぐに瞑想体験がスタートします。

①まずは30分の座り瞑想

言われた通りに瞑想を開始。実は昨夜あんまり寝れなかったこともあり、瞑想中についウトウトしてしまった私。30分という時間がけっこう長く感じました。

②次に20分の歩き瞑想

次に行ったのが、立ったまま静止 → 右足を踏み出す、左足を踏み出す、繰り返して歩くという歩き瞑想でした。歩き続けて行き止まりになったら6歩でゆっくり逆方向に向きを変えて、再び静止→歩き出すを繰り返すという内容でした。

ここで重要と言われたのが、すべての動作をゆっくり行うということでした。

そして静止している時は「今立っている、今立っている、今立っている」とゆっくり唱える。歩き出すときは「右足を上げる、右足を踏み込む」といった感じで唱えながら行うと言われました。

歩きながら瞑想というと「?」と思いましたが、ゆっくり歩くことだけに集中して行えるので、座り瞑想で目をつぶって行うよりも雑念が頭によぎらず、意外にも良かったです。

③最後に30分の座り瞑想

最後にまた座り瞑想を30分行います。一番最初の瞑想でウトウトしてしまいましたが、最後の座り瞑想では頭の中がスッキリして集中して行うことができました。

そして、瞑想体験終了

8時から始まって、終わったのは10時でした。2時間の瞑想体験でした。

2時間も続けて瞑想を行ったのは初めてでしたが、終わってみたらあっという間だったというくらい、頭と心がリフレッシュされて清々しい気持ちになることができました。

最後に質問はないか?と聞かれたので「1日何分くらい瞑想をすれば良いですか?」と聞いたら「毎日続けるんであれば1日5分でもいい。」と言われました。

お坊さんの生の声を聞くのは貴重なこと。普段時間があるときだけ20分とか瞑想をしていた私ですが、この言葉を聞いて1日5分でも続けたほうがいいんだと改めて勉強になりました。

最後に日本語で書かれた「ヴィパッサナー瞑想」に関する手引きがもらえます。

全部で20ページくらいあり時折難しい言葉や表現が書かれていますが、お坊さんのイントロダクションを聞いてから読んでみると理解できる内容もありました。

瞑想体験は無料。だけどお布施が必要。

瞑想体験自体は無料ですが、終わったらお布施を支払うのがルールというマナーになっています。お布施の額は自由ですが、ほとんどの人は100バーツを払っているようです。私も100バーツを支払いました。

瞑想の開講は1日3回。時間は7時〜、13時〜、18時〜。

瞑想体験は1日3回開講されます。

  • 7時〜10時
  • 13時〜16時
  • 18時〜20時

曜日は関係なく毎日開講していて、予約は不要。行けば誰でも体験できます。

今回は人数が私一人だったこともあり2時間で終わりましたが、人数が多い場合はイントロダクションも多めでもう少し長めにやるかもしれません。

服装の注意点。靴は履いていったほうがいい?

お寺なので、服装は最低限のマナーを守りましょう。露出の激しい服、スカート、タンクトップはやめておきましょう。靴に関してはサンダルでも特に何もいわれませんでした(入り口で靴を脱ぐので)。ちなみにお坊さんもみんなサンダルでした。

ですが、周辺の王宮やお寺の観光をする際はサンダルがNGの場所がありますので、ワットマハタートの瞑想体験以外にも周辺観光する際は、その場所のルールに従った服装や靴で向かいましょう。

まとめ

タイ旅行中に本格的な瞑想することで、さらに有意義な旅行と素敵な毎日を過ごすことができるはずです。もし本場タイの瞑想を体験したいなら、バンコクのワットマハタートへ行ってみてください。

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