ある,ない,いる,持っている,タイ語の存在表現フレーズは「ミー」と「ユー」この2つだけ!
今回はタイ語の存在表現について。
「パスポートがある」「パスポートを持っている」なんかの時に使う「ある」。これは英語だと I have,といった表現に相当する言葉。
また「ここにいる」「どこにいる?」なんて時に使う「いる」。これは英語だとThere is,とかThere are,またはbe、stayといったニュアンスで使う表現ですが、タイ語ではなんて言うのでしょうか。
実は覚えるのは2つだけ!「ミー」と「ユー」という単語だけなんです。
今回は例文をたくさん交えながら、使い方を紹介していきます。
ある、持っている、存在する
ミー มี
覚えるのは、たった1語「ミー」だけ!これでいろんなセリフがタイ語で言えるようになります。
例文:パスポートを持っている
ポム /チャン ミー パースポーッ
ผม/ฉัน มี พาสปอร์ต
[単語]
ポムผม:僕 (男性が使う)
チャン ฉัน:私(女性が使う)
パースポーツ พาสปอร์ต:パスポート
例文:車を持っている
ポム /チャン ミー ロット
ผม/ฉัน มี รถ
[単語]
ロット รถ:車
例文:バイクがある
ミー モートーサィ
มี มอเตอร์ไซค์
[単語]
モートーサィ มอเตอร์ไซค์:バイク
そこにある、存在するという「ある」という表現でも使います。
例文:熱がある
ミーカイ มี ไข้
[単語]
カイ ไข้:熱,発熱
熱があるといった物質ではないものにもミーは使えます。
例文:仕事がある
ミー タムガーン มี ทำงาน
ミーは日本語で「ある」と表現するものと使い方は一緒です。覚えやすくて良いですね。
ない、持ってない
マイミー ไม่ มี
[単語]
マイ ไม่:否定
反対にない、持っていないと言いたい時は、ミーの前に否定を表す「マイ」をつけるだけ。
例文:私は時計を持っていません
ポム /チャン マイミー ナリガー
ผม/ฉัน ไม่ มี นาฬิกา
[単語]
ナリガー นาฬิกา :時計
例文:私はお金を持っていません
ポム/チャン マイミー グン
ผม/ฉัน ไม่ มี เงิน
[単語]
グン เงิน:お金
例文:なんでもないよ
マイミー アライ ไม่ มี อะไร
[単語]
アライอะไร:何
応用した使い方です。「どうかした?」と聞かれたら「なんでもないよ」って言いたい時に使います。タイでもよく耳にするフレーズなので、ぜひ覚えておくと良いです!
いる 、住んでいる
ユー อยู่
ミーが英語のhaveなら、ユー は英語のbeに近い表現です。基本的には「人」がいるという表現のときに使います。また「住んでいる」という表現でも使います。
例文:彼はトイレにいる
カオ ユー ティー ホーンナーム
เขา อยู่ ที่ ห้องน้ำ
[単語]
カオ เขา:彼
ティที่:所、場所
ホーンナーム ห้องน้ำ:トイレ
ちなみに「ティที่」はこの場合、前置詞として使われます。ティ+場所で、その場所で、場所といった意味になります。
例文:どこにいるの?
ユー ティーナイ อยู่ ที่ไหน
[単語]
ティーナイ ที่ไหน:どこ
電話やメールなんかでよく耳にするフレーズです。このユーティナイは、相手がどこにいるか全く検討がつかないときに使います。
また別の言い方で「ユートンナイ?」と言うこともあります。このユートンナイは相手のいる場所がだいたい掴めているときに使います。
待ち合わせ時間になってもなかなか来ない友人には、どこにいるか全く検討もつかないから「ユーティナイ ?」と使い、デパートの別階でそれぞれ買い物をしていたときなど、この建物内にいるのは分かっている場合には「ユートンナイ?」と使ったりします。
例文:私は東京に住んでいます
ポム/チャン ユーティ トーキヨウ クラップ/カー
ผม/ฉัน อยู่ ที่ โตเกียว ครับ /ค่ะ
[単語]
トーキョウ โตเกียว:東京
例文:トイレはどこですか?
ホーンナーム ユー ティーナイ
ห้องน้ำ อยู่ ที่ไหน
人以外にも、トイレや家といった大きい物、動かないものに対してもユーを使います。
この場合のユーは、ある、存在するといった意味になります。
いない、いません
反対に、いない、いませんと言いたい時は、ユーの前に否定を表す「マイ」をつけるだけ。
マイユー ไม่อยู่
例文:彼はここにはいません
カオ マイユー ティーニー
เขา ไม่อยู่ ที่นี่
[単語]
ティーニー ที่นี่ :ここ
ちなみにこの表現は彼は今は不在です、という意味になります。もともと彼はここにいないという場合にはミーを使って「カオ マイ ミー ティーニー」と言います。
まとめ
覚えるのはたった2語だけでいいんですが使い方はそれぞれ違います。その場合は、ミーが英語のhaveなら、ユー は英語のbeに近い表現と覚えておきましょう。