プーケットの安い時期はいつ?現地在住者が穴場の時期も解説します。
「できるだけ安くプーケット旅行に行きたい」
「プーケットの安い時期っていつなの?」
この記事はそんな方の疑問にお答えします。
結論から言うと、プーケット旅行の安い時期は5月〜10月です。
なので出来るだけ安く行きたいなら5月〜10月のあいだに計画を立てることをオススメします。
ただ安い時期のプーケットはそれ以外の時期(11月〜4月)と比べると、安いなりに制限されること、注意しなければならないこともあったりします。
そこで今回はプーケット在住歴5年の私が
「5月〜10月ってプーケットはどういう時期なのか」
「安い時期のプーケットの楽しみ方」
「現地在住者が教える安くて穴場の時期」
といった情報をくわしく紹介していきます。
プーケットをお得な時期に行って楽しみたいと考えてる方の参考になれば幸いです。
プーケットが5月~10月が安い理由
プーケットが5月~10月が安い理由には、気候が関係しています。
それは、5月~10月はプーケットが雨季になるからです。
プーケットの気候は主に
- 乾季(11月~1月)
- 暑季(2月~4月)
- 雨季(5月~10月)
の三つに分かれています。
プーケットの雨季は長く、5月~10月の6ヶ月間は雨季になり、雨が降ったり止んだりする不安定な日々が多くなります。
ただ5~8月は雨期と言ってもスコールが一日に何度かある程度で、気温もそれほど高くなく、比較的に過ごしやすい時期だと言えるでしょう。
しかし、9,10月の2ヶ月間は雨が多く、時には台風が来ることがあり、そうなると台風が去るまでは気候が荒れてしまいます。
ちなみに乾季の時期は、昼間は30度を超えますが、朝晩は涼しく時には20度前後になる日もあり、常夏のタイでも長袖や羽織る物が必要になる日もあります。タイの人たちの中には、厚手ジャンバーや毛糸の帽子を被ったりして、ひと時の冬のオシャレを楽しむ人もいます。
暑季では日中は35度以上になり、雨もほとんど降りません。テレビや雑誌のなどで見るプーケットの映像と言えば、青い空に白い砂のビーチ、そしてカラフルなビーチパラソルがたくさん並んでいる写真が多いですが、ハイシーズンのプーケットはまさにその映像通りです。天気が安定していて雨もほとんど降らないので、旅行の計画が立てやすくプーケットのベストシーズンになります。
雨季のプーケットはどれぐらい安いの??
5月のゴールデンウィークが終わると、プーケット行きのツアーや航空券がぐっと安くなります。
日本からプーケットまでLCCですと往復で諸経費込みで3万円台であり、タイ航空などでもプロモーションを利用すると往復で4万円台からあります。
またプーケットのホテルや現地ツアーなどのアクティビティも価格が変わってきます。
11月~4月中旬のタイ正月「ソンクラーン」までは、気候が良く、観光客の多いハイシーズンはホテルや現地ツアー、エレファントトレッキングなどのアクティビティがハイシーズン価格になります。
4月下旬~10月までは、雨が降りやすく不安定な天気が多いので、ハイシーズン価格からディスカウントされて安く楽しむことができるのです。
雨季のプーケットの楽しみ方 ①ホテル編
プーケットの魅力の一つは、色々なタイプのホテルがあり、旅行者のニーズに合わせて宿を選べることです。
ドミトリーやバンガロー、B&Bなどの低価格の宿から、一泊数十万円のラグジュアリーなヴィラ、家族連れや友人同士が楽しめる手頃なリゾートタイプのホテルなど、さまざまなタイプのホテルがあります。
そのなかで雨季のシーズンで楽しめること言えば、高級ホテルが格安で泊まれることです。
たとえば、五つ星のプライベートプールが付いているヴィラタイプのリゾートでは、ハイシーズンには1泊20万円の料金が4万円ほどで泊まれたり、中には1泊4万円のホテルが8千円ほどにディスカウントするホテルもあります。
雨季のプーケットでは、驚く程安い価格で五つ星クラスのホテルに泊まれます。
通常ではなかなかできないプールヴィラでのんびりしたり、ホテルに併設されているスパやプライベートビーチを楽しんだり、ラグジュアリーなホテルライフを楽しむことができます。
雨季のプーケットの楽しみ方 ②フルーツ編
※写真はランブータン
常夏の島プーケットは、マンゴーやランブータンなどの日本では食べることができないトロピカルフルーツがたくさんあります。
実はトロピカルフルーツにもそれぞれ旬の時期があり、多くのトロピカルフルーツの旬は雨期に集中します。
まず、5月の中旬になると楊貴妃が愛したフルーツとして日本でもおなじみの「ライチ」が出てきます。
日本では中華料理店に行くと、デザートに冷凍されたライチが出てくることがありますが、フレッシュなライチは、口の中に入れると甘酸っぱいライチ独特の香りがいっぱいに広がります。
ライチは売っている期間が短いため、気が付けばあっという間に終わってしまいますので、市場やスーパーで見かけた時は是非試して頂きたいフルーツです。
6月~7月にかけてドリアン、マンゴスチン、ランブータンが旬を迎えます。
特に6月に入るとドリアンの季節です。
街の至る所でドリアンが売っているのを見かけますが、観光客の多いエリアでは匂いを考慮して売っているところが少ないです。匂いのせいもあって、ホテルやクーラーの付いている屋内への持ち込みも禁止です。
初めはドリアン独特の匂いで敬遠される人も多いかと思いますが、旬のドリアンは臭みも少なく、私も何度か挑戦しているうちに濃厚で芳香なドリアンがクセになってしまいました。
だから「ドリアンが苦手」って人も、ぜひ6月から旬になるドリアンを食べてみてください。
もしかしたらドリアン嫌いを克服できるかもしれません。
ただ、ドリアンはかなりの高カロリー。ドリアンの季節のなると地元のタイの人たちも「ドリアンの食べ過ぎで太った!」と言う人が続出しますので、お気を付けください。
また小ジャガイモのようなロンコンや、甘くて梨のような味のラムヤイなども雨季に旬を迎えます。
雨季にはハイシーズンには見かけない、旬の美味しいフルーツが豊富で、プーケットのリピーターの中には、旬のフルーツを食べるためにわざわざこの時期を選んで来る人もいるそうです。
雨季のプーケットの楽しみ方 ③ 現地ツアー編
最近では日本からインターネットで、現地のツアーを予約していく方もたくさんいらっしゃいます。
ですが、雨季は天候が不安定なので日本から予約した日が大雨で大変だった…ということも少なくありません。
雨季のプーケットはこういった天気の不確実性があるため、観光客が少なく旅費が安くなるということがあります。
が、そこを逆手にとって楽しめるのが現地のツアー販売店です。
プーケットに行くと、ホテルの近くや街中で現地のオプショナルツアーを販売しているお店がたくさんあり、こういったツアー販売店でも雨季は観光客が少なくなるため、少しでもお客さんを取り入れようと店頭にディスカウントの張り紙があるお店もあります。
たとえば、雨季でも行くことができるコーラル島はハイシーズンでは、1日ツアー(ホテル送迎・昼食付)でおよそ1600バーツくらいですが、雨季になると900バーツ前後までディスカウントされます。
また、ジェームズボンドの映画で有名なパンガー湾へのツアー(ホテル送迎・昼食・お寺の拝観料や国立公園入場料込)で、1700バーツが1300バーツ前後と大変お得な価格になるのです。
その他にも、レンタルバイクも割安で乗ることができます。
レンタルバイクは1日125㏄以下の新しい車種のバイクで、ハイシーズンでだと250バーツ(約830円)でレンタルできます。
通常だとレンタルする日数によってディスカウント可能になるんですが、ローシーズンでは借り手も少なくなるから、1日からでもディスカウントしてくれるレンタルバイク屋が多くなります。なので短い旅行日程でも安くレンタルできるんです。
プーケットはバンコクに比べるとタクシーや料金が高いことで知られていて、パトンビーチから一番近いカロンビーチへ行くにも400バーツ(※約1300円)位かかります。同じパトンビーチ内でも200~300バーツ(※約650~1000円)かかります。
だからプーケット旅行中の移動にはレンタルバイクを借りる人が多いです。レンタル店もたくさんあるので観光客も気軽に借りることができます。
※タイバーツ=約3円(2020年4月15日時点)
雨季のプーケットで気を付けたいこと
プーケットの雨季は、高級リゾートがお得な価格で泊まれて、フルーツも美味しく、オプショナルツアーのディスカウントあるなど、いろいろとお得なことも多いですが、気を付けないといけない事もあります。
① オプショナルツアーの急な中止
レオナルドディカプリオが主演の「ザ・ビーチ」で一躍有名になったピピ島や、タイでも有数のダイビングスポットのシミラン諸島への日帰りツアーは、モンスーンの影響で海が荒れるため、雨季の間は中止になっています。
②ビーチで遊泳禁止になることがある
プーケットの主なビーチは島の西側にあり、こちらもモンスーンの影響で、波が高くなり、天候次第では遊泳禁止になる時も。
パトンビーチやカタビーチではハイシーズン中は遠浅で、波が穏やかなビーチですが雨季になると一見穏やかに見えても、急に大きな波がやって来て大変危険です。
遊泳禁止になっているときは、絶対に泳がないようにしましょう。
③ ゲリラ豪雨
プーケットの雨季では、時々日本のゲリラ豪雨のように短時間でたくさんの雨が降ることもあります。
パトンビーチやプーケットタウンなどのホテルや建物が密集した地域では、水が下水に流れなくなってしまい、洪水になることが頻繁にあります。
時には膝上まで水が来て、何日も引かない日もあり、溜まった水は衛生的にも悪く、無理して歩くと滑ったりしてケガの元にもなります。
洪水になった日はあまり出歩かず、ホテルでゆっくり過ごすことをお勧めします。
[現地在住者がおしえる] 穴場の時期は6月~7月
私はプーケットにかれこれ5年ほど住んでいますが、プーケットの穴場の時期は6月~7月と感じます。
プーケットへ安く行けるだけでなく、6月~7月は雨期の中でも雨が少ないので、天候をあまり気にせずに楽しめるからです。
また、日本でもお馴染みのドリアンやマンゴスチンなどの南国産のフルーツが旬を迎え、この時期しか味わえないフルーツを堪能できます。
また、普段は泊まることができないようなラグジュアリーなリゾートホテルに格安な価格で泊まることができ、さらに現地でのツアーやレンタルバイクなどもお得な価格になるのです。
日本のゴールデンウィーク期間やお盆休み、秋の連休などを外せばプーケット行きのツアーやチケットも安く、更にお得になります。
ローシーズンのプーケットにしかできないプーケットを体験して、お得にプーケットを満喫してください。